2020年9月1日火曜日

動く船作り

 2学期が始まりました。

まだまだ暑い日が続いていますね。

 

中庭では、水をはったビニールプールで船を動かして遊んでいます。

牛乳パックでできた船は、ゴムをねじるとプロペラが回り、その動力で進みます。

 

ですが、なかなか思い通りには動きません。

Aくんの船は、後ろ向きに進んでばかりでした。

Aくんが「またバックだよ~」「全然前に進まない!」と困っていると、

その様子を見ていたBくんが「自分の方に(ゴムを)巻くと前に進むよ」と教えてくれました。

教えてもらったようにAくんがやってみると、前に進むようになりました。

「よっしゃ!」と嬉しそうなAくんでした。

 

また、Bくんは「おれの船が一番速くしたいな~」と言っています。

ゴムの数を増やすと速くなるのではないかと考えたようで、ゴムを2重・3重にして巻いていました。

試しに動かして、「よし!速くなった!」と手応えを感じていました。

その調子でゴムの数をどんどん増やし、何十本もギュウギュウに巻き付けました。

 

張り切って動かそうとしますが、「あれ~動かない!」

「ゴムが多すぎたのかなあ」とゴムの本数を減らしていました。

 

前に進むといいな、もっとスピードが出るといいな、と思いをもって船を動かす中で

子どもたちはゴムの巻き方や本数を変えたり、繰り返し試したりしていました。

2学期もじっくり考えたり、工夫したりする時間を保障していきたいと思います。