2020年9月15日火曜日

「今から逃がそうと思ってた」5歳児学年

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幼稚園の北側の庭には、たくさんの昆虫がいて、

2学期も虫捕りを楽しんでいる子どもたち。

 

ある日、虫かごにいるトンボが少し弱っているように見えました。

先生が、「弱っているね。逃がしてあげたいな。」とつぶやくと、

少し考えてから「今から逃がそうと思ってた。」と言って、虫かごから出していました。

1学期だったら、せっかく捕まえた虫を逃がすのは嫌がっただろうな…。

 

今年の夏休みは、昆虫に触れ合いながら過ごしたご家庭も多かったようです。

捕まえた虫をじっくり観察したり、「何を食べるのかな」と図鑑で調べてみたり、名前を付けて可愛がってみたりと、虫と接する中で、たっぷりと頭や体、心を動かしていたのですね。

また、セミの羽化を見る中で、徐々に羽根が広がり色が変わっていく様子に親子で感動するなど、命と出会う体験をされた方もいました。

そうか!このような体験があったからこそ、捕まえた虫への接し方が優しくなったのかもしれませんね。

 

今年は特別な夏休みだったと思いますが、家庭で工夫しながら過ごしていたことにとても感動しました。

保護者との虫捕りや会話、世話した体験をたくさん

積み重ねた子どもたち。

幼稚園でも虫について、命についてたくさん話をしてみたいなと楽しみになりました。