2018年2月20日火曜日

「動物当番よろしくね」


 修了式まで残り1か月。
年中さんと一緒に遊んだり、マジックショーを見に来てもらったり、一緒に過ごす機会を設けています。
巧技台を組んで、様々なコースを楽しめるようにすると、手をつないで回ったり、年中さんが難しそうな時には、ちょっと待ってあげたりする姿に成長を感じます。



「みんなが1年生になったら、動物のお世話はだれがするのかな?」との問いかけに
「もも組ゆり組さんが大きい組になったらやる」「僕たちが、もも組ゆり組の時教えてもらったよ」と答える子どもたち。
「そうだ、今度は教えてあげなくちゃ」
と、動物当番の引継ぎを始めています。

当番バッチはまだ自分たちが使っているので、
もも組、ゆり組用のバッチを作って届けました。


 毎日1グループずつ当番を一緒にやりながら教えています。
「カギはこうやってあけるんだよ」


 小屋の中に入るのを躊躇する年中さんに
「初めての時はドキドキするよね~。わたしもそうだったもん」と声をかけて励ましていました。


一つ一つのやることを伝えるときには、
「見ていて。お兄さんがやるから」と言ったり、
「やってみたい人いる?」と聞いて
「やりたい」という年中さんにやらせてあげたり。

動物当番を始めた時に自分たちが不安や心配だったことを、思い出すのか
「ちょっと臭いけど大丈夫」
「大丈夫怖くないよ・・・でもちょっとは怖いけど」
というマイナスな思いとセットで『大丈夫』と励ましている姿にやさしさと、『大丈夫』になった頼もしさも感じます。

また、「レモン(雄カモ)とヤタ(雄アヒル)はよくケンカするんだよー」や「おとうさん(雄鶏)は寒いと外にでないよ」など1年間動物たちのお世話をしてきて気付いていることや
「(ご飯の入れ物は)よくこすってね」とか、「(コンポストは)鼻をつまむといいよ」など
ちょっとした当番のコツのようなことを伝えたりする姿も見られます。




一方、教えてもらっている年中さんは、まだ、初めてなので、年長さんが心配しているような「臭い」や「怖い」という思いにまだ気付いていないので、興味津々で取り組もうとする子どもたち。時には、年長児の方が動物にひるんでいることもあり、年長と年中の姿の違いに見ている教師は、微笑ましい思いです。

動物当番の引継ぎを通して、また少しお兄さんお姉さんになったという自信がうまれることでしょう。
残り僅かの幼稚園生活を十分楽しみながら過ごしたいと思います。