新型コロナウイルス感染防止の一環として延期していた子どもたちの動物当番を
獣医の先生と相談して3学期から始めました。
多くの子が当番を楽しみにしており、
「今日の動物当番の人~!行くよ~!」
と自分たちで声をかけ合って始める様子も見られます。
動物小屋に入ると、動物たちの元気な鳴き声が聞こえます。
Aくんは、「『待ってたよ~』って言ってるんじゃない?」と言い、気合いを入れていました。
まずは掃除から始めます。
カモの部屋を覗くと、「うわぁ~、くさい!」「うんちが絵の具みたいだよ~!!」
ぶつぶつ言いながらも、せっせとブラシでこすっていきます。
ニワトリの部屋は、
「うんちがここにいっぱいたまってるんだよ!」と言いながら、隅まできれいに掃除をしていました。
途中で、「カモの部屋もやりたくなってきたな~」と友達がつぶやくと、
「じゃあ交代しよう!」と提案する姿もありました。
掃除が終わると、次は餌づくり。
それぞれが持ってきたごはんや野菜を順番に入れていきます。
「ふりかけ(パワーレイヤーという動物用の餌)は4杯だよ」と教師が声をかけると、
「じゃあ1杯ずつだね」と、自分たちでやり方を決めていました。
ピカピカのお部屋で餌をもりもり食べる動物たちを見て、子どもたちは満足気でした。
毎日、降園前に当番の子に感想を話してもらっています。
聞いている子どもたちは、動物当番を思い出しながら話を聞いたり、
友達の言葉に共感したりしています。
このようなやりとりを通して、当番を担う自覚や誇らしさと、待ち遠しい思いを味わっている子どもたちです。