運動会に参加した3歳児の子どもたちは、
自分たちの種目も楽しみましたが、
いろんな刺激を受けました。
「大きい組がやっていた玉入れがやりたい」
という声が多かったので、
玉入れの玉とかごを用意して園庭に出しておきました。
すると、
玉はぜんぜん入りません。
かごを一番低くしても、はいりません。
そのうちに、
園庭にある日よけのネットに向かって球を投げ始める子どもが・・・。
確かにこっちの方が低くて、的も大きいので、
入りやすいですね。
5歳児は、
「自分が投げた球が入るか入らないか」
ということに挑戦的な意欲を感じ楽しみを覚えますし、
「たとえ自分の玉は入らなくても、チームとして勝てれば嬉しい」
と思う心の育ちもあります。
でも3歳児は、
「自分の玉が、入らなければ楽しくない」し
「チームでの勝ち負けよりも、自分の玉が入ったかはいらないかが大事」
なのですね。
その後、
いつの間にか、
ネットの上の玉をみんなで突き上げる、
という遊びが盛り上がっていました。
それだけでも十分に楽しめるのが、
3歳児の面白さでもあり、
素晴らしさでもありますね。
この時期にしかできない楽しみ方を、
思う存分味わえるように、
子どもに寄り添った環境を作っていきたいと思います。