2022年11月4日金曜日

11月上旬 2学期の小話いろいろ 4歳児学年

     「ディズニーランドに行くやつだ!」

牛乳パックでモノレールを作って遊んでいた数日目。

A児は、窓の形や色を本物らしくしようと時間をかけて“ディズニーリゾートライン”を作りました。一緒に遊んでいたB児がすぐに「あ!ディズニーランドに行くやつだ!」と気付きました。B児は、「ディズニーランド駅をつくろう」と言いながら、線路の形を変えたり、A児に確認したり「2階みたいにしていい?」と確認したりしていました。自分たちの作ったモノレールがもっと楽しく、満足になったようでした。


    「みんなもお化粧するかなあ」

保育室内で数名の子どもたちと先生がプリンセスごっこをして遊んでいました。少し離れた製作コーナーからC児はその様子を見ていたようでした。そして、先生のところへ「リップだよ」と折り紙で作ったリップを持ってきました。教師が「ありがとう」と塗るふりをすると、C児は「みんなもお化粧するかなあ」とつぶやき、製作コーナーへ戻っていきました。

少しして、C児は人数分のリップを持ってやってきました。B児が「あ!リップ!私ほしかったの!」と言うと、C児の表情がほっと和らぎ、「みんなの分あるんだよ」と一人ずつに手渡しました。女児たちが鏡を見ながら塗ったり、「素敵でしょう」と言い合ったりする姿を見て、C児はとても嬉しそうにしていました。

    「一緒に乗る?」

数名がホウキを作り、魔女になって遊んでいました。D児は、「ホウキを作るのは難しそう…」と仲間入りをためらっていたようでした。

そこで先生が、「一緒に作る?」と声をかけると、ほっとした表情を浮かべました。難しい所は先生に助けてもらいながら、ようやく自分のホウキが完成し、「ビューン」と乗って遊び始めました。途中、気の合う友達と出会ったD児は、「一緒に乗る?」と友達を乗せ、「速く飛べるんだよ」「遠くまで行けるんだよ」と得意気でした。

これまでも、いろいろなものを作って遊んできた子どもたち。

「こうしたい!」と思いを込めたり、細かい部分を工夫したりして、じっくり取り組む姿が増えています。そして、作った物を遊びに使う中で、「自分でできた!」という満足感や考えたことやできたものを友達に認めてもらう嬉しさを、より強く感じる姿も増えています。