年中組と年長組の保育室の間には、中央テラスと呼ばれる場所があります。
そこで、年長組がとってもおいしそうなケーキ屋さんを開きました。
「お持ち帰りもできますよ」
ということで、テイクアウトをして自分たちのおうちごっこのところで食べていると
「何、それ?」
「どこにあるの?」
…と、次々に年中組のお客さんがケーキを買いに行きました。
その近くにも、なんだかおもしろそうなものが…
「こちらでチケットを買ってください」
と、こちらは本当に乗れる電車です。
「乗りたい!乗りたい!」
と長蛇の列ができ、チケット売り場も運転も大忙しでした。
1車両の電車やスポーツカーも大人気♪
中央テラスに年中組のお客さんが出入りしているのを見て、
バイオリンコンサートのお姉さんたちもお客に呼んでくれました。
年長組の遊びで楽しませてもらった年中組は、さっそく真似してケーキを作ったり、
バイオリンを作ったりしています。
また、けやきの庭では、年長組の円周リレーに年中組が混ぜてもらっている姿も。
年中組は魅力的な遊びやかっこよく走る姿に憧れの気持ちをもち、
年長組は自分より年下の相手に時々困ったり戸惑ったりしながらも、
優しく接しようとしています。
たった1年の違いですが、異年齢の交流の中で、いろいろな気持ちを感じている子どもたち。
どちらの学年にとっても、心が育つ交流となるよう見守っています。