2023年6月1日木曜日

お米を育てる幼稚園2023

今年も田植えの季節になりました。

耕運機で土をほぐしてもらったところに水を張り、

いよいよ「お米(もち米)を育てる幼稚園」のスタートです!


まず、代かきを兼ねた泥遊びを行いました。

最初はおそるおそる入る子どもたち。

泥が苦手な子は足先や手で土の感触を味わいました。

泥が大好きな子は、座った状態で足を泥で埋めたり、

ムツゴロウのように泳いでみたりしていました。


つめた~い!


足が抜けないよ~!


この日の帰りの集まりで、感想を聞いてみました。

「おもしろかった」「最初は嫌だったけど、大丈夫だった」という声の中で、

Kくんは、「土が臭かった。もうやりたくない」と言いました。

「そっか、やりたくないか…、でもお米のお世話は続けようよ」と先生が言うと、

「おもち食べなくてもいい…」と答えました。

正直、困ったなと思いながら、次の言葉を探しているその時、

Rくんが「でも、自分で育てたらおいしいよ」とKくんに話しかけました。

すると、周りの子も「そうだよね」「ぼくも育てたミニトマトおいしかった」

と気持ちを話してくれました。



数日後、もち米の苗を大学の農園でもらいに行き、

苗の植え方を教えてもらいました。

「鉛筆をもつように、3本の指で根本を持つよ」

「ぎゅっと土に入れたら、倒れないように土を寄せてあげようね」

子どもたちは真剣に聞いていましたよ。




そして、田植えの日。


ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ

子どもたちは先日教えてもらったことを思い出して、苗を植えました。

そうそう、Kくんもみんなと一緒に田植えを行い、

もち米ができることを楽しみにしています!


大きく育ちますように~