今年も田植えの季節になりました。
耕運機で土をほぐしてもらったところに水を張り、
いよいよ「お米(もち米)を育てる幼稚園」のスタートです!
まず、代かきを兼ねた泥遊びを行いました。
最初はおそるおそる入る子どもたち。
泥が苦手な子は足先や手で土の感触を味わいました。
泥が大好きな子は、座った状態で足を泥で埋めたり、
ムツゴロウのように泳いでみたりしていました。
つめた~い!
足が抜けないよ~!
この日の帰りの集まりで、感想を聞いてみました。
「おもしろかった」「最初は嫌だったけど、大丈夫だった」という声の中で、
Kくんは、「土が臭かった。もうやりたくない」と言いました。
「そっか、やりたくないか…、でもお米のお世話は続けようよ」と先生が言うと、
「おもち食べなくてもいい…」と答えました。
正直、困ったなと思いながら、次の言葉を探しているその時、
Rくんが「でも、自分で育てたらおいしいよ」とKくんに話しかけました。
すると、周りの子も「そうだよね」「ぼくも育てたミニトマトおいしかった」
と気持ちを話してくれました。
数日後、もち米の苗を大学の農園でもらいに行き、
苗の植え方を教えてもらいました。
「鉛筆をもつように、3本の指で根本を持つよ」
「ぎゅっと土に入れたら、倒れないように土を寄せてあげようね」
子どもたちは真剣に聞いていましたよ。
そして、田植えの日。
ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ
子どもたちは先日教えてもらったことを思い出して、苗を植えました。
そうそう、Kくんもみんなと一緒に田植えを行い、
もち米ができることを楽しみにしています!
大きく育ちますように~